今回西島秀俊が出演している映画でどのような役、キャラクターを演じているのかをメインに解説いたします。素人の映画解説が好きではない方や映画メインの解説ではありませんが少しネタバレとなる部分もありますので苦手な方はご注意ください。

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

こちらの映画は日本の小説原作なのですが、韓国の方が監督を担当し日韓合作ということで少し話題になった作品です。そのことを知らずに観てしまうと違和感をかなりもつかと思います。韓国の方が出演しているので字幕が度々入り流し見は難しいかと思います。内容も複雑な部分があるので意味不明と思われる方もいると思います。

石神 武人役の西島秀俊

記憶の操作をされて記憶喪失になってしまい、誰が味方で敵なのか自分は一体何者なのか。次の展開が読めないので観ていてハラハラさせられます。敵から追われて逃げるの場面があるですが、その道中でのアクションや韓国語を話していて役作りにかなり力を入れたのではないかと思えました。

記憶喪失になった西島秀俊の様々な表現をこの一つの映画で観たい方におすすめ映画です。

仁侠学園

こちらの作品はヤクザが経営不振の高校を再建させるという斬新な設定の映画です。コメディ映画なので笑える場面も多いのですが、内容は高校生の葛藤から起こるトラブルやそのトラブルを見て見ぬ振りをする教師など現代の問題がとりあげられているので単純なコメディ映画という感じでもありませんでした。親子で観てみるのも面白いかと思います。

日村誠司役の西島秀俊

人情味ある阿岐本組のNo.2の日村はいつも組長い振り回されてばかりですが、その組長を尊敬しているので今回の学校再建にも協力することになります。真面目で筋を通す性格で口調はきついときがあるのですが優しさや仲間想いな部分が垣間見えて微笑ましくなります。顔が怖いと言われた時に無理に笑顔を作ったりするのですが、わざと下手な演技をするのがうまいのでそこがまた面白く笑いに繋がりました。

アクションもこなしているのでそこも見どころだと思います。

背中に入れ墨が入っている肉体美を観たい方におすすめ映画です。

サイレント・トーキョー

日本で爆破テロの予告があり、一度目の爆発は脅し程度の爆発だった為、二度目の予告現場となる渋谷へ多くの人々が向かってしまいます。犯人によって関係のない人が犯人に仕立て上げたりするのですが、展開がいまいち盛り上がらないので退屈だと感じてしまう方もいると思います。ですが、犯人の犯行理由が終盤に明らかになった時に少し考えさせられる部分があったので紹介させていただきました。

世田志乃夫役の西島秀俊

この映画はキャストが豪華で有名な女優と俳優が多く出ているので、西島秀俊の出番が思っていたよりも登場時間が短く少し残念な気持ちになりました。ですが、期待通りのかっこいい刑事役だったのでそこは安心して観れると思います。

演技は完璧にこなされていて、部下想いの一面があったり犯人を追いつめていくシーンでは迫真の演技でした。

安心の演技力でかっこいい刑事役を観たい方におすすめ映画です。

ドライブ・マイ・カー

こちらの作品はアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞し話題となった作品です。村上春樹原作小説が元となっており、小説からの映画化は残念な結果に終わることが多いのですが、この映画は原作と同等もしくは原作よりも良かったと思う方も多いかもしれません。筆者は村上春樹が好きなので原作のほうがいいと思ってしまう側なのですが、小説と違う部分が映画の展開に良い方向に作用しており原作ファンでも間違いなく評価できる作品ではないでしょうか。

注意点としては3時間の長編、濡れ場があるので子供と観るのはおすすめできません。

家福裕介役の西島秀俊

この役では表現が難しいのですが、深みのある役と例えるのが一番適切かと思います。積極的に対話するよりも平穏で過ごせるなら自身は言葉を飲み込んでしまうタイプのイメージです。役者役を演じているのですが、演技について話している場面で観客にどう伝えればいいのかという台詞がありこの映画での演技の表現もそのように悩んだのかな。と徐々に映画に引き込まれていくのを感じました。

抽象的なセリフに表現力をあわせ伝えてくれる西島秀俊を観たい方におすすめ映画です。

まとめ

今回は真犯人フラグやドライブ・マイ・カーで様々な年齢層の方から認知された西島秀俊を紹介させていただきました。優しくてちょっと頼りないお父さん役からほぼ笑わない凄腕刑事役など幅広い役を演じておられます。ドラマも多数出演しているのでぜひ他の作品もご覧になっていただきたいです。

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