今回吉沢亮が出演している映画でどのような役、キャラクターを演じているのかをメインに解説いたします。素人の映画解説が好きではない方や映画メインの解説ではありませんが少しネタバレとなる部分もありますので苦手な方はご注意ください。

リバース・エッジ

漫画原作のR15指定映画です。漫画が連載されていたのが90年代なので、スマホどころか携帯電話がありません。映画でもその設定が変わらないまま90年代の雰囲気が残っていたように感じられます。原作と大きく違う点は映画の間に登場人物のインタビューが挿入されていることです。映画の内容が過去でインタビューが現在の様子となっており、その様子から色々推測できるのが面白い要素かもしれません。

山田一郎役の吉沢亮

この役では、いじめられっ子で同性愛者の演技をしていました。映画の序盤から全裸で縛られている場面があり、過激な映画であることを確信しました。精神的に不安定な人物が多く描かれており、吉沢亮もその一人です。同性愛者ということを隠すために自分に好意を向けている女性と付き合っていたり、白骨化した死体を眺めて幸せそうな顔をします。虚無感を感じる内容となっており共感するのは難しいと思いました。

不安定で狂気的な雰囲気を醸し出す吉沢亮を観たい方におすすめ映画です。

青くて痛くて脆い

小説原作の映画化作品です。原作を読んだことはないので違和感なく観ることができました。内容よりも映画の展開の流れが面白かったです。人付き合いが苦手な大学生の田端楓(吉沢亮)と自分の理想を恥じることなく大人数の前で発言し、周りから相手にされない女性が出会いサークルを二人で立ち上げるところから始まります。そのまま数年後が描かれ、サークルは巨大化し吉沢亮は疎外感を感じサークルには参加していない状態となっていました。

田端楓役の吉沢亮

序盤は居なくなった彼女のためにサークルを潰そうとするかっこいい大学生のように描かれていました。居なくなった彼女というのがポイントとなっており、居なくなったイコール死んでしまったのかとミスリードさせるセリフだったのです。ですから、序盤は彼女が亡くなっており、その居なくなった深い理由があってサークルを潰したいのかと思っていました。ですが、徐々に過去に何があったのか描写されていくにつれ、彼女は生きているしサークルのリーダーとして立派に理想に向けて行動をしている状態でした。大勢に囲まれる彼女、彼氏のできた彼女がもう自分だけの彼女じゃなくなった事実が受け入れられずに間違った方向に向かうことになってしまったようです。

最後の方はもう本当に気持ち悪いです。最終的に和解したかの様な内容でしたが、そんな簡単に数年越しの人の気持ちが変化するのか疑問に思いました。あまり納得のいくような内容ではありませんでした。誰に感情移入するかによって感じ方が全く違う気持ちになるかと思います。

俗に言う陰キャラのような印象の吉沢亮を観たい方におすすめ映画です。

AWAKE

こちらの作品は2015年に実際に行われた将棋電王戦から着想を得たオリジナルストーリーの映画です。AWAKEとは、幼少期からプロ棋士を目指していた主人公清田英一(吉沢亮)が作った将棋の人工知能ソフトの名前です。プロ棋士を目指していたのですが同世代の天才棋士に大事な対局で負けてしまい、プロになることを諦め大学に入ります。その大学でAI研究会に入り先輩の知恵をかりながらAWAKEを開発していくこととなります。最終的にAWAKEと天才棋士が対局することとなります。

清田英一役の吉沢亮

プライドが高く負けず嫌いな性格のおかげでどんどん成長していきAWAKEも強くなっていくので応援したくなる気持ちになります。将棋ばかりしていたため人間関係をうまく構築できなかったところに素敵な先輩と出会い、一緒に切磋琢磨する様子も青春を感じられました。スポーツ作品のような大きな動きはないのですがドキドキ感は感じられながら観ることができます。

歩き方や仕草から挙動不審な感じが出ていて普段もそうなのではないかと思わされるほどリアルでした。

負けて得るものがあると伝えてくれる映画を観たい方におすすめです。

まとめ

純粋にイケメンな吉沢亮なのであえてかっこいい役ではなく、少し癖のあるキャラを演じている映画を紹介させていただきました。イケメンキャラを演じている映画はたくさんあるので、そちらも今後紹介できればさせていただきます。

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