今回柳楽優弥が出演している映画でどのような役、キャラクターを演じているのかをメインに解説いたします。素人の映画解説が好きではない方や映画メインの解説ではありませんが少しネタバレとなる部分もありますので苦手な方はご注意ください。

ザ・ファブル

漫画原作の伝説の殺し屋がボスから人殺しを1年間禁止され、その禁止されている期間に一般人に紛れて普通に生活できるのか。普通がわからないファブルが仲間や友人をつくり、信頼関係や恋愛ができるのか。非常識で破天荒な人物たちが大暴れする作品です。序盤は原作からかなりかけ離れたイメージでしたが、観ているうちに実写化するとこんな感じになるのか。という印象をもちました。

この作品は主人公ファブルを岡田准一が演じた有名作品です。柳楽優弥はかなり危険人物を演じております。

小島役の柳楽優弥

作品を観ている時は気づかなかったのですが、苗字しか役名が与えられていない役とは思えないほどのインパクトがありました。長年刑務所暮らしをして、出所してきた役なのですがとにかく頭がおかしい・やばい・いかれてるという印象の完璧悪役です。ですが、なんだか愛嬌を感じられる場面もあり現実世界では関わりたくないですが映像で観ている限りでは笑える場面もありました。

悪役なのに笑顔が素敵な柳楽優弥を観たい方におすすめ映画です。

浅草キッド

ビートたけしの自伝小説をNetflixオリジナルで映画化された作品です。ビートたけし本人が映画を観て泣いたとインタビューでこたえる程絶賛し、映画故にキレイに上がっているともこたえていました。

芸人ビートたけしがどのように誕生したのか、師匠や仲間達との日々がリアルに映像化されています。笑いと涙があり、セットや途中に出てくる漫才のネタの内容にも昭和を感じられる雰囲気がありました。

ビートたけし役の柳楽優弥

お笑いやビートたけしに詳しいわけではないのですが、違和感があったところを先に解説させていただきます。ビートたけしは平成以降に交通事故で顔に麻痺が残り、今の状態になっているので映画を再現する為には不要ではないかと思いました。あの仕草がたけしっぽいというイメージで作られた感がありました。柳楽優弥の演技力なら体の動かし方や話し方だけで充分完成度が高かったはずなのに勿体なく感じてしまいました。

映画の内容自体はビートたけしがインタビューでこたえていた通り、キレイに描かれており苦労した場面などが特になかったので自伝小説がまるまる映画化されたような作品ではないかと思います。その為、嫌な気持ちになることがなく純粋に作品に入り込んで観ることができました。

切ない気持ちにしてくれる柳楽優弥の演技を観たい方におすすめ映画です。

銀魂シリーズ

江戸時代という設定なのですがとにかく奇想天外な漫画です。シリアス・ギャグ・ネタ・パクリなどなど本気で泣けて、本気で笑える作品です。詳細は控えますが、新選組のキャラクターが濃すぎて非難があったり下ネタが酷いなど様々問題をかかえていました。

ですが映画では見事に銀魂漫画のいいとこ取りのような作品になっています。

土方十四郎役の柳楽優弥

真選組の鬼の副長と恐れられる存在でクールキャラでありながら、刀の呪いによって二次元オタクのトッシーとして2重人格のような感じになっており、一作品で2つの人格の土方役の柳楽優弥を楽しむことが出来ます。副長の時には常にタバコを咥えているヘビースモーカーで頼れる兄貴というイメージの役です。一方、二次元オタクのトッシーの人格の時は一人称が拙者に変わり、語尾にはござるを付け内向的ですが2次元を語らせると熱くなるキャラクターを演じていました。

クールでかっこいい役と内気なおとなしい役を演じている柳楽優弥を一作品で楽しみたい方におすすめ映画です。

ディストラクション・ベイビーズ

この作品は監督が舞台となる愛媛県で実際に人から聞いた話で、それを映画にしたそうです。内容の全てが実話なのかどうかは不明でした。作品に関してはR15指定となっており、半分くらいが暴力シーンです。殴っているふりではなく実際に殴っているシーンが多く含まれており、若者の抑えられない衝動や狂気がリアルに描かれており恐ろしさを感じました。

芦原泰良役の柳楽優弥

道端でチャラそうであったり、ヤクザのような人に殴りかかる無口な青年役を演じていました。演技でなく本気で殴り合っているのではないかと思えるほど公園や道端で泥臭い喧嘩がありました。他の映画での殴り合いや喧嘩とは違い、足に捕まって蹴られたりなど本当に蹴っている様子があったので痛々しく感じる場面があります。暴力シーンが苦手な方にはおすすめできない映画です。

役柄としては、無口で何を考えているのかよくわからずサイコパスのような印象をうけました。無口な役なので、立ち振舞や表情でしっかり不気味さと観ている観客に恐怖を感じさせる笑顔など、表現力に圧倒されました。

暴力的でサイコパスっぽい柳楽優弥を観てみたい方におすすめ映画です。

まとめ

今回はカメレオン俳優と言われている柳楽優弥について書かせていただきました。ここで紹介した作品の役柄だけでもかなり振れ幅が凄いですね。ですが、違和感なく全てを演じていてカメレオン俳優と呼ばれるのは納得です。

次回も違う俳優をご紹介させていただきます。更新をお待ちください。

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