今回はメイド喫茶とコンカフェでアルバイトしていた時の嫌だった辛かった経験を本音で書いていこうと思います。今後働いてみたい人へのアドバイスでもありますし、現在働いている人も共感していただければ嬉しいです。

楽しかったこと、良かったことは別の記事にしましたので気になる方は記事の最後にリンクを張りましたのでそちらからご覧ください。

メイド喫茶

どこのメイド喫茶かまず気になる方が多いと思いますが、大手ではなく個人経営のメイド喫茶で働いていた、ということだけ伝えておきます。非現実を楽しむ空間というコンセプトもあるので裏話を知りたくないご主人様・お嬢様が少数だとは思いますがいらっしゃいますので、店名は伏せさせていただきます。お給仕をしていたのが5年以上前の事なのでその時に流行ったことや古いと思う方はご了承ください。

筆者がお給仕させていただいたメイド喫茶の基本を軽く説明しておきます。ドリンク飲み放題、入館料+一時間で○千円、料理は別途でした。一時間より長時間の方が少し安くなるパックがあり、漫画喫茶をイメージしていただければわかりやすいかと思います。ご主人様・お嬢様はキャストにボディタッチ禁止でした。チェキやダンス、歌などは別途料金いただいていました。

では、嫌だったことや辛かった事を紹介していきたいと思います。

嫌だったこと・辛かったこと

キャスト同士のトラブル

まずメイド用Twitterの作成、自分のキャラ設定、希望する名前を決めておきます。Twitterはまず先輩キャストを片っ端からフォローし、その時に先輩キャストのキャラを確認しておきます。キャラ被りは女の世界では喧嘩や妬みなどと引き起こすので避けた方がいいです。みんなアニメ、ボカロなどの二次元やアイドル好きも多いので、詳しくないと意味不明だったりします。新人時代はキャスト同士の話に全くついていけませんでした。

キャラ被りをしていなくてもなんとなく雰囲気が似てる、髪型、喋り方、声、外見などで推しを変えるご主人様が出てきた場合は殺伐とします。それがプレゼントを沢山してくれるご主人様だと地獄です。愚痴を言うのは当たり前、Twitterで分かる人には分かるやり方で嫌がらせ。例えば不意打ちや写りの悪いものをTwitterにup、推しをとられて本音は嫌いで嫌がらせをしているのに、「私は全然気にしてないし今までもこれからも大好きなのに仲良くしてくれない」などの投稿を平気でします。基本的に店長は介入せずTwitterで暴言や飲酒、夢を壊すようなことをしない限りは傍観者でした。

次にキャストめちゃくちゃドタキャンします。酷いときは連絡すらありません。そのキャストの推しのご主人様がご帰宅した際に新人キャストが謝らなければなりません。ドタキャンしたなんて言えないので、連絡がつかなくて心配、ただの寝坊だといいけど倒れてたらどうしようなど思ってもないことを口にしてとりあえず一時間程滞在させて(推しが居ないと帰るという人が多いのでなんとか一時間は滞在させます)ドタキャンキャストにTwitterで休む理由をでっちあげ投稿してもらうか、連絡がない場合は店に連絡があり頭痛が酷くて病院に行ってたみたい、などでっちあげます。売れっ子キャストだと、こっちが考えた休んだ理由が気に食わないと怒ったり嫌味を言ってきたりということもありました。

キャッチ

一時間滞在に先ほどこだわっていましたが、これは店長からすれば売上がほしいので帰らせないでと指示があり、先輩キャストからはキャッチに行きたくないから店内に一人でも多くご主人様を残してほしいと指示があります。とにかくみんなキャッチは嫌です。寒い暑いは当たり前。カメラで盗撮されたり、暇な人に絡まれたり、常連が後で行くと言いながらそこでずっと話し込むこともあります。

ガチ恋

これはキャストがご主人様にすることもあれば、ご主人様がキャストにすることもあります。後者の方が多いと思われがちですが意外と前者の方が多いです。メイド喫茶に通う人ってオタクばかりのイメージですが、本気のオタクは人と話すことよりも自分の趣味に打ち込むのでメイド喫茶に通う人はライトなオタクと表現した方がわかりやすいかと思います。他にもキャッチでメイド喫茶に初めて来てそのまま喫茶店として利用する方、学生で友達のように学校の話をする方、若い子の流行りを聞いてきたり(多分仕事のため)、わいわいがやがやしている雰囲気の方が仕事が捗るなんて言いながら仕事をしに来る方も結構いました。ですので、差し入れをくれたり、忙しいときに「仕事してるだけだから放置でいいよ。他のお客さんの所対応してね。」なんて言われると高校生や大学生やフリーターのキャストからしたら大人って優しい、良い人と思いそのままガチ恋にかわってしまいます。

ですが、ご主人様からすれば社会人として当然のことを言ったくらいの程度であり、未成年と恋愛なんてする気がないでしょうし、Twitterの返信も割と冷たかったり中にはメイド喫茶で仕事してるなんて言えないからTwitterをフォローしない人もいました。そんな実らないガチ恋をしたキャストを慰めたり、他のご主人様にバレないようにカバーしたり休みなのに病みツイートが止まらずTwitterの通知が鳴りやまずで散々な思いをしたことがあります。

ご主人様がキャストにガチ恋は意外とあっさり終わることが多いです。メイド喫茶は夢をみせているので現実を突きつけるとわりとあっさりひいてくれます。キャバクラやアイドルのように自分が育てたや自分は何百万も貢いだ!というような事も基本的にはないので執着されることがあまりないですね。

ですが、世の中ではストーカーや殺人事件にまで発展することがあるのであまり軽い気持ちを持つのはよくないと思います。

まとめ

メイド喫茶の嫌な部分はどうだったでしょうか。この記事だけ読むと働きたいとは思えないような内容になってしまったと反省しております。ですので、次回はメイド喫茶のお給仕は「メイド喫茶経験者の本音 パート2」で投稿させていただきましたので、こちらの記事ですごく楽しいことなどをお伝えできればいいなと思っております。

おすすめの記事