初期型PS4(CUH-1000・CUH-1100)を使っている誰もが陥る可能性のある、勝手にディスクが出てくる不具合について対処方法についてまとめます。
ちなみにメーカーに修理費用の目安を聞いたのですが、保証切れの場合は「10,300円」との回答を頂きました。でも大丈夫です、ご紹介するアイテムを使って自力で改善しましょう。
ディスク排出不具合とは
通称ピピピなど呼ばれていたりしますが、その名の通り突然「ピピピ」と鳴ってディスクが排出されます。
初期型のPS4のディスクイジェクトボタンは静電容量式でコンセントを抜かない限り通電しています。その為、正常に電源を切った状態であってもゲーム中であっても構わず突然発生します。
一度発生すると連続して発生することが多いので、しばらくの間、繰り返しディスク排出動作が勝手に起こることが多いです。
症状・被害
これがどう言った被害をもたらすかというと…。
- ディスク版のゲームをプレイしていた場合、ゲームが中断される
- 電源OFFでも勝手に電源がついて、そのまま起動しっぱなし
- 強制排出を繰り返すとディスクが地面に落下することがある
ゲームが中断される
オンラインゲームの多いPS4でこれは致命的です。即刻セッションが切れて繋ぐところからやり直しです。
オープンワールドのゲームであればまたワールドを作り直して~となるので復帰するのに非常に時間がかかります。
私もディビジョンをオンラインマルチ中、何度も発生して非常にイライラしました。発症するとディスク版のゲームはまともにプレイ出来なくなります。
勝手に電源がつく
真夜中寝てる間でも出かけていても問答無用でディスク排出が発生します。
つまり勝手に電源がつきます。朝起きて妙に部屋が暑いな~と思ったら、PS4が起動していて画面にはホーム画面が表示されていたのは一度や二度ではありません。
廃熱で部屋は暑かったり、朝からPS4の電源を切る手間が増えたりでげんなりします。改善しない限り電源コードを抜くしかありません。
ディスク落下
新しく買ってきたソフトをPS4に入れて楽しみにしてた時にやられました。
原因はディスク排出動作が繰り返し実施されたことによって、ディスクローダーがずっと「ウィーンウィーン」となって動いていたことです。
既にディスクが出ているにも関わらず、更に排出しようとした結果、PS4からディスクが弾かれて落下するわけです。
パッケージ開けて挿入してから10秒でディスクの表面に傷がついてしまい凹みました。
不具合原因
上記の通りゲームやる上ではメチャクチャ致命的な不具合で、原因は静電気や廃熱不良・接触不良など様々考えられ、なかなか特定するのは難しいです。実際SONYに原因を問い合わせても具体的なところは教えてもらえず、部品交換しましたと言われるだけでした。
症状を引き起こしているのは間違い無く「静電容量式」のイジェクトボタンであり、我が家のPS4では静電気対策をすることで症状が改善しました。
下記の対処方法を見ても分かると思いますが、静電気が原因の一つになっていることは間違い無いと思います。横置きと縦置き変えたら改善したという話もあるので内部の物理的な接触不良とかも考えられますが接地面によって帯電状態が改善されている可能性もあります。
対処方法
これについては個人差があります。色々な対処方法で治った例があるようなのでご紹介します。
- PS4を横置きから縦置きにする
結構これで治る人も多いようなのでまずはこれを試しましょう。 - 電源ケーブルを抜いて放置
溜まっている静電気を自然放電させる為。公式でも対処方法として紹介されます。 - ディスクイジェクトボタンの下部(本体を横置きしたとき)にあるゴム足を引っこ抜く
ゴム足に埃が溜まって帯電しやすくなっているのでは?という疑惑があります。 - 本体を横置きしたときに、四隅に物を挟んで底部を3~4cm上げる
ラックが金属製だったりすると帯電しやすいようなので、底部を離すことで改善する見込みがあります。 - PS4の起動時に電源ボタンを長押ししてセーフモードで起動後、システムソフトウェアをアップデート
公式に問い合わせると言われる対処方法です。これで解決する理由は分かりませんので何とも。 - 電源などケーブル類を全部外して埃を掃除
掃除して埃を除去することで帯電しにくくしよう - PS4を冷却する
エアフローを改善してPS4を冷やそう。PS4の周りが熱くなれば湿度も下がって帯電しやすくなるのかもしれません。
これ挙げられている項目のほとんどが静電気対策が多く、帯電状態を解除したり、帯電しにくくする対策が多いですね。
一通り試しましたが、電源ケーブルを抜いて放置は比較的効果がありましたがダメな時は全くダメでした。
我が家で完全に改善した対処方法
結論から言えばサンワサプライの除電スティックブラシです。
いっそのこと、物理式のボタンになった新型PS4に買い換えるかと悩みながらも最後に悪あがきをしようと思って買ったのが除電スティックブラシが大当たりでした。
私が試した順番は、以下の通り。ブラシで掃除した以外はほとんど改善している感触がありませんでした。
- 公式で紹介された電源ケーブルを引っこ抜く
- PS4をセーフモードで起動してアップデート
- 縦置きにする
- ゴム足を引っこ抜く
- 底部を上げる
- 除電ブラシで掃除
除電ブラシは完全に思いつきのダメ元でしたが安いし試して見るか…と思ったらこれが見事に当たり。静電気除去効果を謳っているブラシで本体を一通り掃除したら改善しました。思って居たとおり本体の帯電が原因だったようです。
解消してから三週間経ちますが、今までの苦労とイライラは何だったのか…本当に困ったら皆さんも試してみてください。OA機器周辺の掃除にも使えるのでしばらく愛用品となりそうです。
ELECOMのコンパクトブラシが更に安くて同じ効果が期待出来そうです。
その他除電グッズ
文房具で有名なぺんてるも除電グッズを出して居ますね。こちらは本体に触ってボタンを押すだけで除電する仕組みのようです。セーターを脱ぐときのバチバチが無くなったという声もあるので効果は期待出来そうです。
その他にも除電グッズをまとめましたのでイジェクトバグに悩まされている方は参考にしてください。
解決してみた感想
PS4に触れた途端「ピピピ」となり始めることが多かったので「あー、やっぱりな」という感じでした。ずっと電源に繋ぎっぱで長時間つけていたりすると帯電してしまうんでしょうね。
何はともあれあの映画観ている間中も「ピピピ!ウィーン…」と鳴り続けてたあれが解消したので本当にありがたいです。
お疲れ様でした。
その他・冷却など
冷却については下記の様な製品がおすすめです。ファンも静かで充電も可能なのでそれ以外の用途でも便利です。
私の場合、解消してから一年後、PS4Proに買い換えました。まあ掃除はちゃんとしなさいっていう良い教訓でした。結局その後自室用にスリム型も買いましたが笑