綾野剛が出演している映画でどのような役・キャラクターを演じているか、最低限のネタバレ込みで解説いたします。素人の映画解説が好きではない方少しのネタバレもNGな方はご注意ください。

ホムンクルス

この作品は漫画が原作です。車上生活をしている記憶喪失の名越進(綾野剛)が、70万の報酬で頭蓋骨に穴をあける手術を行います。その後左目だけで人を見ると変な姿に見えてしまう現象が起こる話です。その現象をホムンクルスと名付け、手術をした人物とともに詳しく調べ始めます。

原作を読んで知る方には物足りない内容になっていますが、原作を知らない人が観れば話の流れがいまいち掴みにくいと思います。

名越進役の綾野剛

正直映画は無理やり詰め込んだ感がありましたが、記憶喪失の時の無気力な気だるい演技とホムンクルスが見えるようになってからの感情の変化の表現がわかりやすく伝わってきました。人のために何かしようとする優しさもありますが、人に値段をつけてそれを咎められるシーンもあります。

少しグロい要素があるのでグロめなのが好きな方におすすめ映画です。

影裏

小説が原作の作品なのですが映画化に向いてない作品だと感じました。ヒューマンミステリー映画と言われてますがあまり盛り上がる場面がないので本格的なミステリーではないです。ネタバレとなるので詳細は控えますが、行方不明の友人を捜すなかでその友人の本質はなんだったのか、自分に見せていた一面はなんだったのか考えさせられる映画でした。

今野秋一役の綾野剛

真面目な主人公役で乙女な一面があり、他ではみれない演技でした。今までに見たことのない穏やかな表情や繊細な雰囲気がありとにかく綾野剛が好きなら一度は観たほうがいいと思えます。詳細をはっきり語るタイプの映画ではないので、風景と演技をゆっくり流れていく時間と共に楽しめます。

今までのイメージとは真逆の綾野剛を観たい方におすすめ映画です。

ヤクザと家族 The Family

過去から今に向かってヤクザの視点で1999年、2005年、2019年と3つの時代で話が進んでいきます。父親を亡くした主人公の山本賢治(綾野剛)がヤクザの親分と父子の契を結び友情や家族愛、仲間との絆が描かれています。1999年では登場人物が出揃いそれぞれの立場が描かれ、2005年では様々な出来事が起こり緊張感のある内容でした。2019年ではヤクザが世間で肩身の狭くなっているところが描かれていました。

山本賢治役の綾野剛

1999年では典型的な若いヤンキーを演じていました。2005年では落ち着きを持ったヤクザという一面と仲間を守りたいという熱い想いをもった役を演じていまいた。20019年ではやつれて現実に向き合うことがなかなか出来ず苦悩している感じが伝わってきました。ヤクザって一体なんなのか、悪とは何なのか考えさせられる映画でした。

一つの映画で三人分綾野剛を楽しみたい方におすすめ映画です。

日本で一番悪い奴ら

実話を元にしたフィクション映画なのですがこんな事実があるのか。とかなり驚きの作品です。主人公の諸星要一(綾野剛)が若手の頃は強い正義感があり絵に書いたような真面目なイメージだったのですが、様々な出会いを重ねていくうちに警察というよりもヤクザにしか見えない風貌になっていきます。最終的には小汚いおじさんになっていました。どのように変化していくのか観ていて楽しくなる映画です。

諸星要一役の綾野剛

序盤はルールを守り、上司に頭が上がらないような役だったので少し残念に思ったのですが、先輩に感化されどんどん不良というかヤクザのようなキャラになっていきます。かっこいいのですが自己中心的な思考になっていく部分があります。実話からのフィクション映画なので何年もかけて性格が変わっていくのでしょうが映画では数分後に性格が変わっていたり、登場人物が多くちゃんと観ていないとこの人誰だっけ。となります。

真面目な青年から闇落ちしていくような役を観たい方におすすめ映画です。

まとめ

今回はどの俳優にしようか悩んだのですが、You Tubeで暴露話をされてお騒がせ中ということもあり綾野剛の紹介をさせていただきました。様々な役を演じれるということは様々な体験をしていると筆者は思っているのですが被害者が出るような行動は罰せられるべきだと思います。ですが、事実であるとはっきりするまではネットでの誹謗中傷はするべきではないとも思っています。

皆さんも思うところはあるかもしれませんが、これからも記事を投稿させていただきますのでよろしくお願い致します。

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